【開催報告】第9回 高齢者住宅と多世代住宅をつくる会
2020/02/07イベント
1月18日、那須まちづくり広場では、第9回目の「高齢者住宅と多世代住宅をつくる会」が開催されました。
会の冒頭で、昨年末、国土交通省のスマートウエルネス住宅等推進事業の『人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業』に選考内容の報告がありました。
改修工事が補助金対象になりますので、これを機に、那須町を「拠点生涯活躍のまちに、少子高齢社会の新しい拠点にする」という全体構想を大きく前進させることができます。
看取り可能な高齢者住宅、デイサービス、訪問介護、障がい者の就労支援事務所、セーフティネット住宅、放課後等デイサービス、簡易宿泊施設を校舎とプールを改修して新たに作り、食堂、市場、イベントルームなどを拡大する予定です。
これを機に、次の回より、「高齢者住宅と多世代住宅をつくる会」の名称を、『人生100年・まちづくりの会』に改め、那須まちづくり広場を2年かけて大きく改修する取り組みが始まります。
今回の会では、ワンランドワンランド株式会社・あいディサービスセンター所長、石井悦子さんのお話しを伺いました。
あいディサービスセンター所長の石井さんより、日本の介護保険制度の歴史と地域包括ケアの内容についてご説明いただきました。ワンランド株式会社は看取り可能な高齢者向け住宅を運営する予定ですので、どのように運営されたいのかもお聞きしました。那須まちづくり広場に開設する訪問介護を定期巡回・随時対応介護事業所にしていくことが「地域の要介護高齢者の在宅生活を24時間支える仕組み」として最良と考えると話されました。閉鎖的になりがちな高齢者住宅の生活が、この高齢者住宅では、地域の方が集まる食堂、市場やイベント会場が隣接するので、身近に行き来できるのでどのような暮らしになっていくのか、非常に楽しみにしているとお話されました。
今回の参加者は20名となり、回を重ねるごとに、要望などの意見が活発に出るようになりました。
「高齢になって、現在の暮らしに不安があり参加した。
高齢者住宅でつながりができても、看取りまでできず、終末期は別の施設に移動する場合が多いと聞いて
寂しく思ったが、ここ(那須まちづくり広場)では、最後まで看取りをできる施設を作るということで、とても楽しみです。」
「那須まちづくり広場には地域活動で関りがあったが、この会には初めて参加した。
旧朝日小学校を利用して、様々な施設ができていく予定だということで驚いた。
利用者として、より良い場づくりにこれからも関わりたいと思う。」などの感想をいただきました。
次回は、設計士も交えて話し合いを行います。参加者の意見を設計に活かしていきます。
ご自身の意見が反映された交流の場、カフェ、食堂、市場、住宅等ができる過程を共に味わってみてください。
とても、おもしろく、楽しいことです。
那須まちづくり広場は、たくさんの方のご意見、ご要望、ご協力を必要としています。参加お待ちしております!
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「人生100年・まちづくりの会」
■日時:2月8日(土)、3月14日(土)14時~15時半
■場所:アート教室 ■参加費:無料
■申込:0287-74-3434 ※要予約
■主催:那須まちづくり株式会社
※初めて参加する方の為に、13時から活動説明します。
※毎月第2土曜の開催予定ですので、参加希望の方はご連絡ください。
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第一回「人生100年・まちづくりの会」詳細はこちら、
那須まちづくり広場の2月の催し物の予定はこちらのページをご覧ください。